無念とともに
春のセンバツ大会の中止が決定されましたね・・・。
いざ甲子園へ!と、奮起していた出場校の球児たちの気持ちを察すると、やりきれない切ない気持ちになります。
そして、18時の発表の直後に、一部の高校のライブ中継や会見が各局報道されていましたが。
それを見て、私はこう思いました。
「この中継必要か?」
「ドラフトで指名された時のそれと勘違いしていない?」
何でもかんでもライブ中継すれば良いのでしょうか?
球児たちが落胆している姿をライブで追いかける必要性がどこにあるのでしょう。
監督から中止の報告を受け、涙を流しながら解散していく球児たちをグラウンドの外からカメラを回している局もあれば、
取材のオファーを受けた高校側が会見場を用意しているのもありました。
目を真っ赤にしているキャプテンが壇上で、
「このチームではまだ夏を目指せるので、それに向けて頑張ります」と。
中止決定の直後ですよ。
本当はまだ気持ちの整理なんてついていないでしょう。
無理させていますよね。明らかに。
悔しい!悲しい!と素直に泣かせてあげる時間をゆっくり与えられていない子達がいる事に憤りを感じましたし、
とにかく、カメラに映る彼らを見ると、気の毒すぎて胸が痛いです。
今日だけは、今日だけは。
頑張ってきた仲間と、家族と、一緒に泣く。
必要な時間だと思います。
後日テレビで、
『地元の人たちが球児たちをこんな風に労いました~。』
とか!
『出番の無くなった吹奏楽部は、このように球児の前で演奏を披露しました~。』
とか!!
『気持ちを切り替えた球児たちは、こんなに元気に練習再開しました~。』
とか!!!
こんな報道が出た方が、見た人も前向きになれると思うんですけどね…
筆者、テレビ大好きです。
朝起きてすぐテレビ点けます。
寝るまで(何だったら寝ている間も)点けています。
だからこそ言います。
番組を作っている人たちには、
「本当に視聴者が見たいのか?」という視点を持って
取材を受ける側への配慮を持って
番組を作っていただきたい。
そして、代表校32校の高校球児のみなさん、
今日はたくさん泣いて、また夏の大会に向かって楽しく野球をしてください。
応援しています!