八村塁選手に思う

先日テレビで、日本人初の1位ドラフト指名で
NBA入りをした、八村塁選手の特集を観ました。

小学校時代は野球をしていた彼。
高学年でもう身長が170センチ越え。
投げる球が速すぎて
捕れるキャッチャーがいないことから、キャッチャーに。
しかし、今度は成長痛でヒザが痛くなってキャッチャーの動作ができなくなったこともあり、仕方なく野球を辞めた。

ん?

中学校に入学すると、いくつもの運動部から勧誘があったけれど、八村くんは
スポーツなんかもういいや
と部活に入る気がなく、

んん??

不良グループに入りそうになるところを、
同級生がバスケ部に来させ、そのまま入部に成功。
バスケ部顧問の先生の
「NBA選手になれるんじゃないか?」
の一言でやる気が出てメキメキ上達。
中学3年生になると見違えるほどに成長し、エースとしてチームを全国大会準優勝に導いた。

という内容でした。
TVを観ながら思いました。
疑問①
凄すぎたのに野球を辞める、ってどういうこと?
疑問②
「スポーツなんか(なんか!)もういいや」
って思ったのはなぜ?

以下、100%筆者の推測です

「小学校時代の野球チームで何かあったのかな?」

彼の大いなる才能を持て余した、野球チームの大人の対応に何か問題があったのでないかと思ってしまうのです。

少なくとも、野球が楽しくないと思うような事があったのではないでしょうか。

そうじゃなかったら「スポーツなんてもういいや」
なんて思わないのではないでしょうか?

その時期、日本人でなるのはとてもとても容易ではない環境だったはずの、NBA選手に
「なれるんじゃないか?」という顧問の先生の言葉を純粋に信じて、それに一生懸命打ち込める。

そんなとても素直な子が、どうして野球を続けられなかったのかなぁと思います。

八村選手の祖父が野球好きで「塁」と命名されたようで、野球を辞めた時、ご家族はさぞかし落胆されたことでしょう。。。

小学生の頃の経験というのは、多かれ少なかれ将来に直結する事があるというのがよく分かる、八村選手の少年期のエピソードでした。


学童野球を終えた子供たちが、
また野球を続けたい!
他のスポーツに挑戦したい!!
と思えるような経験をさせてあげないといけない。

学童野球の指導者は、ほとんどのチームがボランティア(?)で指導してくださっているようですが、ボランティアってなんでしょう。「無償」だから「無責任」でいいのでしょうか?(そもそもボランティアとは無償という意味でもありませんが…)

近頃「俺はボランティアだから」「俺は教育者じゃないから」という旗の下で、子供たちの『未来への責任』があることを自覚せずに、子供に対して自己中心的な接し方をしているなぁと感じる大人を多く見かけます。

今のチームの勝利や強さを求めるのが学童野球ですか?いや、そもそも学童野球は、子供たちを明るい将来へ導くための手段であるとワタシは考えます。

正直、そういった思いを持っている大人に学童野球に関わって欲しいなぁと思う日々です。


しかし八村さん、バスケに出会ってよかったですね!
彼の才能を伸ばしてくれた中学の先生にも出会えてよかったです。

バスケをしている子達だけではなく、全ての子供たちに夢を与えてくれる人です。
ご活躍を期待しています!

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